ブラッシング

お客様に靴のケアについて聞かれるとき、ぼくは定期的に何か塗るよりブラッシングを毎回するっていうのをおすすめしています。


その割にうちの店にはブラシがあんまりないなと思って、今回ラインナップを増やしてみました!



これは定番の馬毛(手前1100円)と豚毛(奥880円)。


馬毛は毛がしなやかで全体をブラッシングしてホコリを落とすのに適しています。

これを毎回やるだけでもほんとに違います。


豚毛は毛がかたく、クリームを伸ばす、すり込むのに適しています。

使っていくうちにクリームの色が移ってくるので色ごとに何本か使い分けるのがいいですね。




こちらが今回からの新顔。

アプライブラシ(手前440円)とフィニッシャーブラシ(奥1650円)になります。


アプライブラシは小型の豚毛ブラシで必須ではありませんが、クリームを瓶から直接とって靴の細かな部分まで塗りやすいのであると便利です。


フィニッシャーブラシは山羊毛と化繊の混合で、これまでのブラシの中でもっとも毛が細く柔らかいです。

馬毛でも跡がつきそうなデリケートな革のホコリ落としや艶出し、鏡面磨きのワックス面のケアに使います。



豚毛のところにも書きましたがブラシは使っていくうちにクリームの油分が毛に移っていき(ブラシが育つってやつ)、それでブラッシングすることで革は適度に油分が入って頻繁にクリームを塗らなくても案外良いコンディションを保てます。

特に山羊毛は最初はいまひとつ効果が見られないかもしれませんが、育ってくると艶出しにかなりの力を発揮します……!

是非一本育ててみてください!