ワークブーツは新品より少しくたびれてるくらいのがカッコ良かったりするんですけど、やっぱりノーメンテは革によろしくないので半年に一回くらいはオイルを入れてやるといい感じです。
今回はお客様のオーダーでオイルではなく、あえてワックスを使って仕上げてみました。
革自体が油分を多く含んでいるのでドレスシューズにやるようにワックスと水で鏡面をつくるのは難しいし、おそらく履いているうちにワックス層が剥離するんじゃないかなー。
なので、無色のワックスを塗り込んだら少し時間を置いてブラッシング……
昔からのやり方だと思います。
このやり方だと鏡面はできませんが、おそらくお客様が望んでいるのもそこではないかと。
ワックスは無色を使用。
無色のワックスで磨き続けると革の色が抜けてくるんですけど、ブーツの場合はそれもありなんじゃないでしょうか。
傷があって地の色が少しでてるけどピカッとしてる感じ、使い込まれた道具としての美しさが引き立つようで個人的には好きな仕上げです。