かんたんケア

連休が終わって作業も一段落、時間ができたのでしばらくぶりに私物の靴をみがきました。

あまり履いていなくても少しずつ革は乾燥していくので、少なくとも年に3回くらいはお家でケアしてやりたいところです。


とは言え、プロのようにあれこれと道具を揃えるのは大変だし、やり方もよくわからない、時間もない、という方も多いと思うので………

とりあえずこれくらいはやっておきましょう。



まずはブラッシング。

意外とやってない方が多いのですが、ブラッシングは靴のケアの中でもだいぶ重要。


豚、馬、山羊の毛中では中間の固さの馬毛、これは埃を払うのに適していると言われています。

靴を脱ぎ履きするときにささっとブラッシングするだけでも効果は十分です。

馬毛ブラシは玄関に一つあると便利です。


汚れ落とし兼保革。

マイルドなローションタイプはクリーニング効果が弱いのでダメと思う方もいるかもしれませんが、個人的にはステインリムーバーなどは強力故に少し扱いが難しいかなと思うところも。

 

まめにブラッシングしていればそこまで頑固な汚れというのは付き難いと思うし、このローションだと同時に革に栄養も入れられるので、クリーナーやクリームをそれぞれ揃えなくても良いし靴以外の革製品にも幅広く使えるのでおすすめです。

 

 

最後に、これから雨の多い季節になりますが雨で靴が濡れてそのままにすると、水分を多く含んでいた箇所にシミや銀浮きと呼ばれる肌荒れみたいなものができたりします。

また、濡れた状態から乾く過程で革に必要な油分も飛んで抜けてしまい、ヒビ割れの原因になることがあります。

 

靴が濡れたら古いタオルなんかでできるだけ水気を拭き取り、数日乾かしてからローションやクリームで栄養補給をしてあげてください。