スニーカーに関してはお問い合わせが多いのですが、ひとくちにスニーカーと言ってもモデルごとにつくりがそれぞれ別物だったりするのでメールや電話でお答えするのが難しいところがあります。
なるべく具体的な例を出して説明したいので今回はナイキのエアフォースワンの修理例を。
アウトソールがすり減って中の空洞が見えて来ています。
空洞が見えていたことでお客様も心配されていましたがエアはもう少し上のほうに内蔵されているので無事です。
今回はソールの黒い部分をギリギリ越えていなかったので違和感の少ない仕上がりにできました。
ヒール継ぎ足し 2750円
ナイキだとジョーダンワンやダンク、アディダスのスーパースターやキャンパスあたりは同じような感じなのでこの直し方ができます。
チャックテイラーやバンズはもっとオールドスクールなつくりで継ぎ足す際の接着面が少ないためこの直し方はできなくはありませんが当店では不向きと考えています。
また競技用のシューズは強い負荷がかかるため、今回のような修理はおすすめしていません。
削れる前に補強を兼ねたカスタムって手もあります。
ビブラム148ソール 9900円
革靴に比べるとまだまだやれることに制限がありますが、それでもここ10年くらいでスニーカー修理向けのパーツやアイディアはかなり増えてきています。
メーカーもサステナブル素材のシューズとか出すのも良いんですけど、アッパーは革かキャンバスで劣化に強くソールは交換できる構造のものを定番的に作ってくれたりすると良いのになーと思ったりします。