エンジニアブーツに4014や2021などのフラットなソールをつけるカスタムは定番で当店でもたびたびご依頼をいただいています。
今回はいつもお世話になっている常連のお客様からのご依頼でつま先のスチールカップ抜きも合わせてやらせていただきました!
ソールを外したら、ウェルトとアッパーをつなげているスクイ縫いを切っていきます。
スチールを抜くにはここまでの工程が必須なので基本的にオールソール交換となります。
スチールが外れました。
スチールを固定するためのボンド跡のカス等をきれいに除去したら再びスクイを縫い直します。
ここからコルクを入れ直して新しいソールを作っていきます。
今回もう一つこだわったポイントがヒールからウェストにかけて5ミリ厚のハーフスリップを入れています。
(ぼくは後ろダブルと言ってますがハーフスリップが一般的な呼び方と思われます…)
もともとヒールが高い設計のエンジニアにフラットなソールをつけた場合、後ろ側に若干傾きが出てしまうのですがハーフスリップが入ることで高さが調整されてシルエットがきれいに出るってスンポウです。
ソールにレザーの層があると見た目にもアクセントになります。
ソールは当店人気品番のビブラム2021。
つま先はスチールを抜いたことで窮屈さがなくなり、ソフトな2021との相性は抜群です。
まだまだ暑い日が続きそうですが少しずつブーツカスタムのご依頼入ってきています。
店内とても狭いですが冷房入れてお待ちしてますので、この秋冬に向けてブーツのカスタムを検討されている方は是非遊びにきてください!